たらさいと
視聴中のアニメの感想を中心にあれこれとマイペースにつぶやくブログ。ツイート以上、レビュー未満。
アニメ感想 映画『リズと青い鳥』
『リズと青い鳥』2回目、観て来ました(^^)
同じ映画を2回観に行ったのは初めての経験…

再鑑賞の前に色々な解釈・感想や山田監督のインタビュー記事等を読んだお蔭もあって、1回目は理解どころか注目さえしなかったところに気づくことができました。
2回目にしてようやく自分の中で評価が定まったというか、自信を持って「いい映画です」と言い切れるくらいには作品を理解できたかな~と思います。

そういうわけで、1回目の感想よりは内容に踏み込んだ感想を…
文字通りの「感想」、感じて想ったことを書くだけの記事(ネタバレ有り)となります。レビュー的なものは期待しないで下さい(^^;)
鎧塚先輩と希美先輩。
『響け!ユーフォニアム』本編の感想ではこの呼び方で通してきましたが、久美子視点ではない『リズと青い鳥』では「みぞれ希美」の方がしっくり来ますね(^^)

先日も書きましたが、TVシリーズのみぞれと希美(つまり「鎧塚先輩と希美先輩」)には少し据わりの悪さを感じるところがあって、その印象は今回の映画でも変わりませんでした。
むしろ二人の間の不協和音が一層強調されていて、一つ一つの言動にハラハラしたりヒリヒリしたり(^^;)
優子部長が希美に怒るシーンには「そうだ!そうだ!」と大いに共感できた一方で、希美のみぞれに対するコンプレックスの根深さには黙り込むしかなくて、「ずるいよ」 は胸に刺さりました…

「みぞれ=リズ、希美=青い鳥」の構図が反転するカタルシスに重ねて、解き放たれたように響き渡るみぞれのオーボエ。ストーリーの起伏を意識する余裕の無かった1回目と違い、「ここからがクライマックス」と姿勢を正して観ることができました。
初見で「ハッピーエンド」なのか確信が持てなかったラストシーンも、あれだけ徹底してすれ違い続けていた二人が「本番、頑張ろう」 の一言で揃ったんですから…(^^)
前向きな言葉で、しかもお互いに向けた呼び掛けなのが素敵♪



はばたいて飛んで行く青い鳥は、二羽。
二人の「これから」はこの映画で描かれていませんが、この先に控えている新作で「本番」を観るのが今から楽しみです(^^)

よろい…剣崎ちゃんを始め、新入部員達の活躍にも期待!


関連サイト
『リズと青い鳥』公式サイト

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テーマ:響け!ユーフォニアム - ジャンル:アニメ・コミック

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