たらさいと
視聴中のアニメの感想を中心にあれこれとマイペースにつぶやくブログ。ツイート以上、レビュー未満。
漫画感想 『エンバーミング』#49(ジャンプSQ.3月号)
ガラガラガラ…(何かが崩れる音)

衝撃の展開だった今月の『エンバーミング』の感想です。
以下ネタばらし有りですので、コミックス派の方はもちろん『エンバ』自体まだ読んだことがない方もUターン推奨で…
いや~震えました…
生前もヘッポコだったエルムママとか、アシュヒトママにデレッデレなDr.リヒターとか、色々あったのが全部吹っ飛んだラスト6ページ…
いや、7ページですかね。p.731の最後のコマでエルムの髪が見えた瞬間にブルッとなりました。

いずれアシュヒトは“人間エルム”と“人造人間エルム”の二者択一に直面するとは思っていましたが、こんな形で突きつけられるとは思ってませんでしたね。
むしろ、二者択一ですらなかったという…

コミックス第2巻収録のエルムの紹介ページで和月先生が書かれていることを今読むと唸らされます。

 キャラクター・キーワードは「聖なる身代わり」。

堂々とネタバレしてますよね…ある意味。
「原点は前作『武装錬金』で没になったまひろ=影武者の武装錬金案」とまで書かれてるのに、文字通りの「影武者」とは考えもしませんでした;

 ネーミング「レネゲイド」は背教者、裏切り者という意味。

このくだりは印象に残っていたので、今月の話を読んで即座に腑に落ちました。エルム=L=レネゲイドの名前に込められた意味の話ですね(エルムの花言葉は「信頼」)
ちなみに「Lは秘密。」とのことですが…?(レプリカなら「R」ですし;)

かつてこんな風に言い切っていたアシュヒト↓



今のエルムの人格を消し去ることに何ら躊躇は無い様子でしたが、それは“人造人間エルム”が“人間エルム”を取り戻す為の手段だったから。
両者が全くの別物だと判った今、アシュヒトは何を思うのか…
10年間行動を共にしたエルム(人造人間)に情が移ってないはずがないですし、だからって「両手に花」という話にはならないでしょうし;

ハッピーエンドは望めそうにありませんが、それでも(今、現に生きている)人造人間エルムの幸せを願って止みません!

(余談)
そういえばメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を読んでおきたいと思いつつ、未だ果たせてない;
『エンバーミング』が完結するまでに間に合うか…


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テーマ:エンバーミング - ジャンル:アニメ・コミック

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